Backstage Cafe*

楽しくって美しくって心揺さぶられるものがスキ。
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旧ブログ 「観世音寺シアター *楽屋*」




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で、その本の内容ですよ

JUGEMテーマ:町田樹

 

「2019年秋、フィギュアスケート界に 未知の眺望が拓かれる」

 

未知の眺望ですよ!

すごい本を作りましたね〜。

 

実際、これまでに無いような本なのだと思う。

これまで、作品やスケーターのことを記録し 遺す手段がないことを危惧し、

町田くん本人もアーカイブ化が必要だと説いていた。

この本はその一つの答えでもあると思う。

何十年後かのことを考えてみてほしい。

本人やファンがもしこの世にいなくても、この本は残る。

 

またこの本は、彼の研究書でもある。

彼は引退する時に、研究の一環としてショーに出させてもらえれば、と言った。

そして全身全霊の作品をいくつも創り上げて発表し、引退。

その間に、アーティスティック・スポーツについての研究も、自分の作品についての研究も行い

形としてまとめたのがこれであろう。

 

まったく

現役引退の時にはあまりに唐突だと思ったし、

正直言っていることも、いったい何をしたいんだよ?としか思えなかったのだが

こうして答えを形にしてズバーンと出されたことで

「はぁ〜、なんも言えねえ。現役引退時のワタシ、諦めなさい、彼には先が見えてのことなんだから」

とでも諭してやりたくなる。

 

だからと言って、こんな本が誰にでも出せるわけではない。

スケートも一流なうえで、文章も書けなければいけないし、こだわりも人並み以上でなければならない。

やっぱりこんな本が出せるのは

後にも先にも町田樹だけだろうなぁ(^ ^;)

 

 

 

 

 

 

さて、興味深かったのはAtelier t.e.r.m のメッセージだ。

「私たちが出会った頃の町田樹は、まだ真の自分に自信が持てない一人の青年スケーターだった」

とあることから、かなり前・・・ソチを目指して覚醒する前からの関係性ではないかと思われる。

もちろん全員がそうではなくて、その頃からのお付き合いの人も、プロスケーターになってからのお付き合いの人もいるだろうとは思うのだが

だいぶ前から彼を知っている人(しかも研究者や芸術家)が、彼をずっとサポートしてきたのだなということがうかがえる。

「氷上の哲学者」呼ばわり(笑)される前から、彼の芸術的・知的才能を評価してくれていた人たちがいるのだな。たぶん。

 

また「日本の」とあるので、

ミルズ先生はメンバーじゃないんだな〜と思ったり。

 

で、こうして結局、メンバーの名前や人数を最後まで出すことはなかったわけで。

詳細を明らかにしないこと、さらには「ボランティアで参加してきた」と書くことで

町田くん自身につく「色」、ひいては「おかしな噂」を排除することに成功していると思う。

たとえば、たとえばで、熊川哲也さんがメンバーの一人だとしましょう。

そうすると「やっぱり」と思われたり、「なんで?」「おこがましい」と思われたり、「真似してるけど全然及ばない」などの中傷も受けるかもしれない。

あるいは熊川さんに、何かのついでに町田君に関して質問されたりなど、余計なご迷惑をかけるかもしれない。

またもし、熊川さんほど名前の売れていない誰かだとしたら

「どういうご関係ですか?」「なぜサポートを?」「どんな活動をしているんですか?」等々

変な注目をされたり、本業以外のことが注目されたり、その人の生活を乱すようなことが発生するかもしれない。

 

そういう煩わしさや余計な「色」を排除して

純粋に『町田樹の活動』『町田樹の作品』という目でのみ、見て欲しいのではないかと思うのだ。

それを、Atelier t.e.r.m のメンバーも望んでいるし

そうしたい町田くんの姿勢もよく理解しているのだろう。

 

なんか、どのような方々かは存じませんが

町田樹を愛してくれて、その創り出すものを信じて評価してくれている、しかも能力のある方々が

こうしてずっとサポートして下さり、

そのおかげであの珠玉の作品群ができ、彼がそれを心をこめて実演できてきたということに対して

感謝しかないし、また奇跡のようなことだなと思わされる。

と同時に、町田樹の人間性・魅力が、そのようなことを可能にさせたわけで

そんな人のファンであることを、また誇らしく思うのである。(何度目だ 笑)

 

 

刊行の言葉の中で、多くの関係者への丁寧な御礼とともに

私たちファン・・・・「私の作品を見たいと強く願い続けてくれた方々」に対しても

こうして忘れずに心をこめた言葉をくれることに

また胸が熱くなる。

 

 

愛さずにはいられないよな、町田樹。

 

 

さあ、そんな豪華愛蔵本である本書ですが

私はたぶん1冊しか買わないです。

何冊も買って、そりゃ町田くんの儲けや評価になるのかもしれないし

フォトフレームもたしかに素敵で両方欲しいけれど、

まかり間違って のちのち古本屋にそれらが何冊も出たりするようなことがあったら

私はいやだな。

私は1冊買って、家宝にするし(笑)

「黒い瞳」から載っているらしいから、じっくりじっくり読みたいと思います。

きっと何ヶ月もかかるね(笑)

 

 

| 町田樹  | 12:37 | comments(11) | - | pookmark |
今朝、慌てて通販サイトで注文したのですが、通常版か限定版かを確認忘れてしまいました。
今回は一冊買うのが精一杯です。
通常版だけなら迷わないのに。
| まるちゃん | 2019/07/12 2:02 PM |
あ、こっちにコメントすれば良かったです(笑)
そうそう!ミルズ先生いるでしょ、と思ったけど、違うんですね。
あーそれに、勝手に頭文字と思っちゃったけど、そう言うわけでもないんですね。
「氷上の哲学者」呼ばわり(笑) うん!この集団が彼を造ったのか?彼の変人…いや才能っぷりに(自然と)ワラワラと集まってきたのか。益々興味深い〜。
町田先生の研究書。(なのにフォトフレーム付き!笑)堂々のお値段も納得。

内容は別として、お値段的には羽生君あたりは出しそうな気がしますよ〜。もう出てるんですか?これを上回るお値段でも売れまくるんでしょうね。
ファンとしては町田先生の研究書の売れ行きもチョイ心配です。
| ゆう | 2019/07/12 2:15 PM |
> まるちゃん さま

なんで忘れるんですか(笑)
申し込み内容を確認すればわかりますよ!

この前の「地平」も、限定版もしばらくあったので(今でもあるかもしれない)万が一2冊欲しくなっても、当分は買えると思いますけどね。
でも、1冊でいいですよねえ(^ ^;)
| 観世 | 2019/07/12 9:25 PM |
> ゆう さま

私もAtelier t.e.r.m という名前を一番最初に聞いた時、頭文字だと思っていろいろ考えたんですけど、どうも違うっぽくて・・・。
tがタツキ?しか思いつかなかったw

そうですね、羽生くんが分厚い写真集でも出したら、軽く万超えするし、いっぱい売れるでしょうね(笑)
でも町田くんの本は写真だけじゃないから。そういう「深さ」「濃さ」では誰にも負けませんよ、きっと。

研究者の学術書は、売れればもちろんいいんでしょうけど
売れなくても出すことに意義があるんです!
だからいいんだと思いますよ(^ ^)
売り上げも・・・まあまあいくんじゃないですかねえ。
| 観世 | 2019/07/12 9:33 PM |
いや、本当にすごい本ですね。以前広告チラシのあまりに大げさな宣伝文句を見て笑っちゃいましたが、決して大げさではなかったようですね。昨夜はワクワクドキドキでしばらく眠れませんでした。
とりあえず限定版を注文しました。フォトフレームは写真を入れ替えることができるだろうから、バジル君やジークフリードも素敵だけどいろんなまっちーを入れて楽しもうかと思います。「一人でも多くの人にこの本を…」ということなので、通常版も購入してフイギュア好きの姉たちがいる実家の方にプレゼントしちゃおうか(フォトフレームは自分用で)なんてことも考えちゃったりしてます。ボーナスもらって気が大きくなってるかな。
そして街の図書館の棚にも陳列されたりしたらうれしいですね。
| west | 2019/07/12 10:41 PM |
観世さま、こんばんは。
今日も雨ですね。

町田さんの本、いやー驚きましたね。内容もさるこながらその価格設定に。
大掛かりな本だから結構高めになるだろうな、と思いましたがまさかの12000円!
値段なんか関係なく速攻予約しましたが、予約件数も第一位になっていてその反響ぶりに驚きました。
この価格は誰もが簡単に手に取れる価格じゃないし、読む人も限られてしまうのではと思ったりもしましたが、そのうちもしかしたら町田さんは初めから誰もが気楽に読める本を作る気なんか全然なかったのかもしれない、と思うようになりました。
専門書のような値段だ、という人もいるでしょうがそうこれは専門書なのです。
フィギュアスケートというアイドル視されやすい業界の中で大真面目に専門書を書いてしまう、それが我らが町田樹ですね。

あと「真の自分に自信が持てない」の「真の」というワードに、ん?と思いました。「自分に自信が持てない」でも十分意味が伝わるのに、何故わざわざ「真の」とつけるか。
当時大人しくて競技成績も普通だった(要するに目立たない)町田さんの才能にどうやって気づいたのか、知りたくて知りたくてしょうがありませんが観世さまの仰る通り謎のままがいいでしょうね。
それにしても小説や漫画のようなな出会いと展開ですね。もし漫画化できるなら是非とも萩尾望都大先生に、と妄想し始めてしまいましたが、この辺でおさめることにします。

組織としてのatelier t.e.r.m、その継続手段と秘匿性の限界とマネーフローに関してもいろいろ考察してしまいますが、今は楽しい謎としてみていこうかなと思います。もしかしたら、わたしが生きているうちに構成員が明らかにされることもあるかもしれませんしね。

| スナフキン | 2019/07/12 11:24 PM |
観世様

私はAtelier t.e.r.mのタームはフィギュアの要素の頭文字と
思いましたよ。
でもアトリエがフランス語だから、フランス語知らない私には
思い付けませんでしたが。
メンバーとしては熊川哲也さんや葉加瀬太郎さんとかやはり思います。

黒い瞳からなんですね。
それまでの町田さんのプログラムも好きですが、作品・・・となると
やはり黒い瞳でしょうか?
ランビエールさんを恋に落とした作品。
あの頃からシニアの風格が出た様な。
でもアトリエタームの名前が出たのは確か第九の時。
あれは未完成だけど、町田さんの競技人生最後を飾るのに
ふさわしい素晴らしい作品でしたね。

兎に角今から読むのをわくわくして待ってます。

ユヅ君とかもいずれ豪華本が出るでしょうけど、
オリンピック連覇が主な内容になるのでは?
孤高のアーティストとアスリート。
それぞれと思います。

私も家宝にします。



| たまやん | 2019/07/12 11:30 PM |
大西コーチも「あれ程のスケーターなのに弱気で、〜〜」
とか仰って喝を入れたとか。

2012年の火の鳥と2013年の火の鳥は気持ちの持ちようが
全然違うと感じます。
特に2012年に優勝した中国杯ではリュウコーチも
優勝を喜べなかった様子でしたが、翌年のアメリカ杯では
心から喜んでハグしてましたね。

その時、稔先生が「去年の町田君と今年の町田君は全く違う!」
ってコメントされてましたっけ。
町田選手の快進撃の始まり。

最後に実力を出せて本当に良かった!!
| たまやん | 2019/07/12 11:52 PM |
> west さま

おっ、プレゼントするんですか!太っ腹!(笑)
私もフィギュア好きの親戚でもいればプレゼントしてもいいんだけど、これを喜んでくれそうな人はさすがにいないな・・・。
あっ無良くんの写真集を娘にまだプレゼントしていなかった!!w

図書館に入ったらメチャメチャうれしいです!!
新刊の購入要望、してみようかな!
| 観世 | 2019/07/13 12:22 PM |
> スナフキン さま

「町田さんは初めから誰もが気楽に読める本を作る気なんか全然なかったのかもしれない」
私もそう思います。
現役時代から、自分のことはわかってくれる人だけわかってくれればいいみたいなことを、たしか言っていたと思いますが
万人ウケしたいという気持ちは、彼にはないんでしょうね。
それよりも学問的、あるいは歴史的に、しっかり意味のあるものを、責任を持って作りたいという気持ちが強いんだと思います。
町田くんは研究者としての世界を広げていますから、多くの研究畑の人に読まれても恥ずかしくないものを、プライドを持って作り上げているはずだと。
そう、専門書なんだと思いますよ!

そんな町田樹こそが好きなんですからね、我々は。しょうがないですね(^ ^)
12000円も出すし、少々難しい文章でもウンウンうなりながら読み解きましょう!(笑)
| 観世 | 2019/07/13 12:27 PM |
> たまやん さま

私も、フランス語とか、英語ではない他の外国語かしらとも思ったんですが、わからないし、
いろいろ探るのも野暮、どうせ正解は教えてもらえない、と思って
深読みするのやめちゃいました(笑)

なぜ「黒い瞳」からなんでしょうね?「黒い瞳」からなにか特別な心境の変化でもあったんでしょうか。
その辺の理由も本に書いてあるかな?

リュウコーチや大西先生のコメントとかも載っていたりするでしょうか。
特にリュウコーチは、彼をトップに導いてくれたコーチだと思いますが、あまり当時のことは取り上げられていないので(町田くんがあまり有名じゃなかったせいもあるでしょうけど)
コメント読んでみたい気がします〜。
| 観世 | 2019/07/13 12:33 PM |










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